ペット可物件で騒音トラブルを避けたい!2つの騒音対策法を解説

「ペット可物件だから、ペットには寛容だと思っていたのに…」
「ペット可物件で近隣の方とトラブルにならないための騒音対策が知りたい!」

ペット可物件に住んでいても、鳴き声や足音などによる騒音トラブルで苦言をいわれたり、退去を迫られてしまったりということも少なくありません。

ペット可物件でペットもそして近隣の方も快適に過ごせるために知っておきたい騒音対策についてご紹介します。

ペット可物件でよくあるトラブルとは?

まずは、ペット可物件で起こりがちなご近所さんとのトラブルについてみていきましょう。

1.鳴き声や足音など騒音トラブル
2.共用スペースの利用マナー
3.臭いトラブル

1つ目は、鳴き声や足音などがうるさいという「騒音トラブル」です。お昼間ならまだしも、早朝や夜中などの鳴き声は周りが静かなだけに近隣に聞こえやすく、睡眠を妨げてしまうことにもなりかねません。

2つ目は、「共用スペースでの利用マナー」です。よくあるのが、排せつ物が放置されたままであったり、エレベーター内でおしっこをしたがために他の犬もマーキングをしてしまったりというケースです。これ以外にも、エレベーター内やすれ違いざまに飛び掛かるといったことがあるとクレームにつながります。

3つ目は、「臭いトラブル」です。臭いに関しては、排せつ物と体臭の2種類があげられます。飼い主は一緒にいるので気づきにくいものですが、エサや排せつ物などの臭いは特に他人には不快になるものです。

ペット可物件を選ぶ段階で気を付けたいこと


さまざまな近隣トラブルがありますが、特に大きな問題となりやすい騒音トラブルに着目して考えていきましょう。

ペット可物件を選ぶ際に気を付けておきたいのが、物件の防音対策です。ペット可物件といっても、途中からペット可物件に変わった物件などは、防音対策が不十分なこともよくあります。

選ぶポイントとしては、「楽器を24時間演奏できる防音マンション」であることです。楽器可というだけであれば、防音対策がそこまでしっかりしていないケースもよくあります。そこで、以下の2点に着目しましょう。

・防音構造
・遮音性能目標値

防音構造でいえば、二重防音構造もしくは三重防音構造といった仕様になっているものを選ぶといいでしょう。遮音性能目標値が表示されている場合、70~80dBであればほとんど問題はありません。通常のマンションの10倍の防音性があるので、トラブルになることはまずないでしょう。

防音対策マンションは、通常のマンションよりも家賃などが割高にはなりますが、大切なワンちゃんや猫ちゃんなどと快適に暮らすためには、外せないポイントです。上記の基準を満たした防音マンションであり、かつペット可物件を探すことをおすすめします。

ペット可物件の2つの騒音対策


防音対策をしっかりと施しているマンションを選べればいいのですが、予算の関係で防音対策が不十分な物件に住むことになった…。また、ペット可物件に住んでいるが、隣の住人などからうるさいとクレームが来ていると大家さんから怒られた…。

このような方が、入居後に自分で行うことができる効果的な騒音対策を2つご紹介します。

鳴き声対策は壁がポイント


ワンちゃんや猫ちゃんの鳴き声がうるさい!と言われる際には、隣と接している「壁」や「窓」に対策を施すことが大切です。方法を3つご紹介しましょう。

1.吸音パネルを張る
2.防音カーテンにする
3.ドアを防音テープでふさぐ

1つ目は、壁に音を吸収する吸音パネルを張ること。簡単に取り付け、取り外しができるものであれば、賃貸マンションでも問題ありません。

2つ目は、カーテンを防音タイプに変えることです。高い声で鳴く小型犬や猫におすすめで、生地が分厚いものを選ぶといいでしょう。

3つ目は、ドアと床の隙間を防音テープでふさぐことです。防音カーテンと合わせることで、効果が出やすい方法です。防音テープは消耗品なので、定期的に交換するようにしましょう。

足音対策は床がポイント


騒音は鳴き声だけでなく、ワンちゃんなどが走る音によって起こる階下への振動もその一つです。鳴き声よりも、何の音かが分かりにくく、頭上でずっと音がしているというのは不快に感じさせてしまうのです。

足音対策に行いたいのは、床にジョイントマットもしくは厚手のカーペットを敷くことです。ジョイントマットだと汚れたらその部分だけ変えればいいので、使い勝手はいいのですがワンちゃんの走る音などを軽減させるのには少し物足りないということもあるでしょう。
そこで、できるだけ厚めのものを選ぶようにしてください。

もしくは厚手のカーペットか、騒音を限りなく出さないためには遮音効果のある遮音カーペットを選ぶといいでしょう。

まとめ


ペット可物件だからといっても、騒音対策が万全な案件ばかりではありません。空き家対策としてペット可物件にしているものもあるため、入居時にしっかりと防音機能を確認しましょう。また、入居後も壁と床に対して防音対策を施し、快適なペットライフを過ごせるようにしましょう。